アパレシウム

概要

アパレシウム (Aparecium) とは、隠された秘密を暴露する魔法 (Revealing Charm) の呪文である。不可視のインクで書かれた文章や、何らかの魔法的な手段で隠されたメッセージを顕わにするために用いられる。

唱える際には、対象を杖で軽く叩く必要がある。

Wonderbook: Book of Spellsによれば、魔法使いは自分の研究結果をライバルから秘匿するために不可視のインクが用いていた。7の魔法数特性に関する画期的な理論を打ち立てた、アリスマンサー (Arithmancer数秘術師、数占い師) として名を馳せていたBridget Wenlockという13世紀の魔女は、自分の研究を秘匿することにひどくこだわっており、不可視のインクで記すだけでなく、ひどく乱雑な文字で、しかも上下や左右を反転させながら書くという策などを講じていた。彼女は忘れっぽいことでも有名で、不可視のインクで頻繁にメモを取っていた。そのため、メモを見返すためにこの魔法を唱えて歩くこともしばしばであったという。

難易度

小説ハリー・ポッターと秘密の部屋において、ハーマイオニー・グレンジャーがトム・リドルの日記に対してこの魔法を試みている。

But Hermione was pulling her wand out of her bag. ‘It might be invisible ink!’ she whispered. She tapped the diary three times and said, ‘Aparecium!’

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Chamber of Secrets

また、この呪文は第2学年用の基本呪文集には掲載されていないが、Pottermoreで公開されているのは全てではないのかもしれない。

基本的に、小説で新たな魔法が出てきたときは、大抵その学年で習うか、それまでに習った魔法である。例えば、ハリー・ポッターと賢者の石では(映画版は無視する)、

  • ウィンガーディアム・レビオーサ (Charmsの授業、女子トイレでのトロールとの戦い)
  • インセンディオ (セブルス・スネイプのローブを燃やす)
  • アロホモラ (立ち入り禁止の部屋に侵入)
  • レパロ (ハリー・ポッターのメガネを修理)
  • ペトリフィリカス・トルタラス (ネビル・ロングボトムに使用)
  • ミューカス・アド・ナウジウム (DADAの授業で言及)
  • ロコモータ・モルティス (ドラコ・マルフォイが使用)

の呪文があるが、ロコモータ・モルティスとペトリフィリカス・トルタラス以外は1学年で習うものである。

そのためこの魔法も第2学年で習うレベルであるのかもしれない。

由来

ポルトガル語のaparec-erからの造語と思われる。正確な発音は不明だがWonderbook: Book of Spellsでは「アパレシウム」、小説日本語版ハリー・ポッターと秘密の部屋では「アパレシウム」としていた。