アロホモラ

概要

アロホモラ (Alohomora) は、ロックされた扉を開く呪文であり、開錠魔法 (Unlocked Charm) として知られるチャームである。

Wonderbook: Book of Spellsによると、この魔法は1600年代にEldon Elsrickleという英国のウィザードによって英国内に持ち込まれたものだという。彼は窃盗の罪を犯していたためアフリカに逃亡していたが、現地の魔法使いからこの魔法を習得し英国内に舞い戻った。この魔法を用いて窃盗を重ね、さらに同様に持ち帰っていたヌンドゥ (Nundu) の幼体を留守中の守りとして家に置いていた (彼が帰宅するときは鍵穴から失神呪文を放っていた)。しかし、まもなくBlagdon BlayというウィザードがAnti-Alohomora Charmを開発した。

開錠という目的では他にもいくつかの呪文が知られており、ポータベルト (Portaberto) やオープン・セサミ (Open Sesame)、アベルト (Aberto) などがある。

Prior to the discovery of the Unlocking Charm, the most popular charm for the purpose was ‘Portaberto!’ which usually splintered the lock from the door… …and occasionally left a smoking hole where the key should have been. Even this was a substantial improvement over ‘Open Sesame!’, the previous most-popular spell, which saw doors wrenched from their hinges and torn into firewood.

Wonderbook: Book of Spells

これらのような物理的に破壊してしまうような開錠呪文からすれば、鍵を開けるだけのアロホモラは洗練された開錠呪文のように思える。

映像作品では映画ハリー・ポッターと賢者の石、映画Fantastic beastsにおいて使用例があり、前者ではエフェクトは特に無く、後者ではエレクトリック・ブルーの閃光が見られた。

難易度

Charmsの授業で用いる1年生用基本魔術集に収録されていることから、少なくとも平均的な1年生ならば習得できるものだと考えられる。1年生であるハーマイオニー・グレンジャーがこの魔法を行使しているが、彼女の場合とびきり優秀であるから、成功したか否かは難易度の推定の参考にはならない。

Hermione tried her Alohomora Charm.

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Philosopher’s Stone

一方、小説ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団では、デス・イーターの2人組 (クラッブとラバスタン?) がこの魔法を使用したが、片方の人間 (おそらくクラッブ?) は開錠魔法が使えないような対応をされていた。扉に衝突したショックで混乱していたと捉えられただけかもしれないが。

ハーマイオニーが呪文で封じた扉に、何か大きな重いものが衝突する音をハリーは聞いた。 「退いてろ!」荒々しい声がした。 「アロホモーラ!」 扉がパッと開いた。

Rowling,J.K.. Harry Potter and the Order of the Phoenix

効果

コロポータスによる施錠魔法でロックされた扉も開くことができる。しかし、上述したAnti-Alohomora Charmがかけられたような扉は開くことができない。映画版ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅では、クイニー・ゴールドスタインが施錠された扉にこの魔法を唱えたものの、なんらかの対抗魔法が施されており、開錠に失敗するシーンがある。すぐに別の開錠呪文であるアベートを唱えたが、それも失敗した。

由来

J.K.R. によると西アフリカ由来の言葉である。正確な発音はわからないが、映画ハリー・ポッターと賢者の石では「アロホモラ」、Wonderbook: Book of Spellsでは「アロホモラ」としている。小説ハリー・ポッターと賢者の石では「アロホモラ」、小説ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団では「アロホモーラ」、小説ハリー・ポッターと呪いの子日本語版においては、「アロホモーラ」と表記されている。

その他

オープン・セサミは英語であろうから、大本の「開けゴマ」であるイフタファー・シムシム (iftah ya simsim) も古典的な呪文として知られているのであろうか。