アクシオ

概要

Accio(アクシオ)は、物体をキャスターのもとへ召喚する呪文であり、召喚魔法 (Summoning Charm) として知られるチャームである。召喚される際に、物体はテレポーテーションなどすることはなく、飛んで移動してくる。

唱える際には、「アクシオ ○○」と、呪文のあとに対象の名称を唱える。あるいは、単純に呼び寄せたい物体を杖で指し、呪文を唱えるだけでも良い。

古くから知られている魔法である。そのため、多くの場合店などの売り物には窃盗防止の魔法がかけられており、売り主以外の召喚魔法を無効化している。この魔法の特性や使い方によっては危険になり得るといういうことを示した話として、Accionitesと名乗っていた反マグル過激派にまつわるものが有名であるという。(Wonderbook: Book of Spellsより)

難易度

また魔法の難易度としては、4年生のCharmsの授業で用いる4年生用基本魔術集に収録されていること、ハリー・ポッターとネビル・ロングボトム以外の生徒は概ね授業中に取得できているということから、平均的な4年生レベルのものと思われる。

Hermione (…) buried herself once more in The Standard Book of Spells, Grade 4, and started trying to learn a Summoning Charm.

しかもフリットウィック先生の授業でハリーは”呼び寄せ呪文”の出来が悪く特別に宿題を出されてしまった。宿題を出されたのはハリー一人だけだった。ネビルは別として。

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Goblet of Fire

また、少なくともOWLに出題されるレベルとされている。

「呼び寄せ呪文」の復習をした。フリットウィック先生はこれが間違いなくOWLに出ると言い…

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Order of the Phoenix

有効距離について

効果範囲について原作の記述を見てみると、

「ファイヤボルトはここにあるものよりずっと遠いところにあるんだ。城の中に。僕は外で、競技場にいる」

ハリーがアクアラングの説明をすると、ロンは、一番近くのマグルの町から、一式呼び寄せればいいのにと言った。ハーマイオニーはこの計画を叩き潰した。一時間の制限時間内でハリーがアクアラングの使い方を習得することはありえないし、 (…) アクアラング一式がホグワーツ目指して田舎の空をブンブン飛ぶのを、マグルがだれも気づかないだろうと思うのは虫がよすぎる。

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Goblet of Fire

「『呼び寄せ呪文』を使ったのよ (…) そうしたらダンブルドアの書斎の窓から飛び出して、まっすぐ女子寮に来たの」

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Deathly Hallows

少なくとも、ホグワーツ城から第一の課題の競技場まで、校長室からグリフィンドールの女子寮まで実際に効果が発揮されている。また、ホグワーツ城に近いマグルの町からホグワーツ城まで、というものも、ハーマイオニーは召喚自体を否定しているわけではない。ホグワーツから最も近い町村はホグズミード村であり、徒歩で往復できる距離にある (数km?) 。しかし、ホグズミード村はイギリス唯一の完全魔法使い族のみの村であるため、それよりさらに距離のある場所から召喚することになる。このことから、召喚魔法の有効距離は少なくとも数kmに及ぶことになる。

対象について

アクシオで呼び寄せられるものは、物体に限られ、生物は呼び寄せられない。映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」において、ニュート・スキャマンダーが複数回この呪文を使用しているが、いずれも物体を対象としており、それを掴むなどしていた生物が引っ張られる形で呼び寄せていた。

由来

ラテン語由来の呪文でありaccioは”I summon, call for, fetch.”を意味する。そのため、呪文の発音・表記は”アッキオ”ないし”アキオ”が適切と考えられる。少なくとも映画版ハリー・ポッターと炎のゴブレット、映画版ハリー・ポッターと死の秘宝では”アッキオ”、一方Wonderbook: Book of Spellsでは”アクシオ”となっている。