レギュラス・ブラックはどうやってヴォルデモートのホークラックスに気が付いたのか

前置き

小説「ハリー・ポッターと謎のプリンス」でヴォルデモートのホークラックスの1つであるスリザリンのロケットをR. A. B. ことレギュラス・アークタルス・ブラックが奪取していたことが明らかになっている。このとき、レギュラスが残した手紙に記されていたように、レギュラスはこれがホークラックスであるとはっきり理解していた。彼はいったいどうやってこれを知ったのだろうか。

考察

JKRの答え

かつて、ファンとの交流でJKRがこの疑問に回答していた。その翻訳を示すと以下のようになる。

James: ヴォルデモートは自身のホークラックスについて誰にも明かすことはなかったのに、レギュラスはどうやってそれを知ったのですか?

James Farrell: Voldemort never told anyone about his horcruxes, so how did Regulus Black discover his secret?

JKR: 本編で示したように、ホークラックスはヴォルデモートが考案したものではありません。他のウィザードは6つも作ったことがないだけです。ヴォルデモートはかつて間接的なヒントを漏らしていたのです。もっともヴォルデモートは、このヒントに気付くほどの知識と洞察力をもった者はいない、と傲慢にも考えていました(このような行いを、リトルハングルトンの墓地においてハリーの眼前でもしています)。このような行為をレギュラスの前で行ったことがあり、そしてレギュラスは、それがヴォルデモートを不死にするホークラックスだと正しく推測したのです。

JKR: Horcrux magic was not Voldemort’s own invention; as is established in the story, other wizards had done it, though never gone as far as to make six. Voldemort dropped oblique hints; in his arrogance, he did not believe anybody would be clever enough to understand them. (He does so in the graveyard of Little Hangleton, in front of Harry). He did this before Regulus and Regulus guessed, correctly, what it was that made Voldemort so convinced he could not die.

JK Rowling and the Live Chat, Bloomsbury.com, July 2007

レギュラスが持つホークラックスの知識

ヴォルデモートがホークラックスを作っている、という事実に気付くきっかけは示されたが、ホークラックスそのものの知識をどうやってレギュラスは手に入れたのだろうか、という疑問が次に湧いてくる。

ヴォルデモートの学生時代ですら、ホグワーツの図書館でホークラックスに関する記述を発見するのは骨の折れることだとホラス・スラグホーンが証言している。

また、そのホークラックスについて記しているわずかな書籍 (深い闇の秘術Secrets of the Darkest Artなど) も、アルバス・ダンブルドアが校長に就任したときに図書館から回収されたと考えられ、おそらく校長室に隠されるようになった。これは1956年頃のことであり、レギュラスが生まれる前のことである。そのため、レギュラスが図書館を巡っても、ホークラックスに関してはハーマイオニー・グレンジャーが見つけた以下のわずかな記述に留まるはずである。

「ホークラックス、魔法の中で最も邪悪なる発明なり。我らはそを語りもせず、説きもせぬ」

最も邪悪なる魔術

“Of the Horcrux, wickedest of magical inventions, we shall not speak nor give direction —”

Magick Moste Evile

そのためレギュラスは、例えばノクターン横丁にある闇の魔術を扱う店で見たなど、なんらかの形でこのような書籍を閲覧したのだろう。