ポッター家に忠誠の術がかけられた時期のイベントの時系列について

 前置き

「ハリー・ポッターと賢者の石」より昔、第一次魔法戦争の最中、ポッター一家は危険が迫っていたことからその身をゴドリック・ホロウに隠した。その際、忠誠の術や透明マントなどを駆使していたが、その術をかけた時期や、ダンブルドアに透明マントを貸し出した時期などの情報が錯綜している。そのためこのページではそれらを整理する。

イベントの時系列

素朴に情報をつなぎ合わせると、次のようになる。

日付曜日条件イベント
1970年第一次魔法戦争の始まり
1970年代不死鳥の騎士団設立
1978年8月31日スネイプらホグワーツを卒業
1979年~1980年6月トレローニの予言
1980年7月31日ハリ・ポッターの誕生日
1980年10月~ワームテールがデス・イーターに鞍替え
1980年冬スネイプがオーダーに鞍替え
1981年7月31日ハリー・ポッターの1歳の誕生日
1981年9月1日スネイプがホグワーツに就職
1981/10初頭(基準点1)写真撮影オーダーの集合写真を撮影
1981/10中旬写真撮影より2週間後マッキノンが殺害される
1981年10月22日週末、手紙より前週末ピーターが訪問?
1981年10月25日ポッター家襲撃数日前.リリーの手紙より前ダンブルドアが訪問し、透明マントを借りて行く
1981年10月27日(基準点2)ハリー誕生日後、マッキノン殺害後リリーがシリウスに手紙を出す
1981年10月28日手紙の後シリウスがポッター夫妻にキーパーとしてワームテールを推薦する
1981年10月29日推薦の後、襲撃の1週間以内忠誠の術をキャスト
1981年10月31日夕方~夜、ヴォルデモートがポッター家を襲撃
1981年10月31日夕方~夜、ハグリッドがハリー・ポッターを回収
1981年11月1日マクゴナガルがダーズリー家を朝から観察
1981年11月1日全国の魔法使いがお祝いを始める
1981年11月2日早朝ハリー・ポッターをダーズリー家に置く
1982/4初頭写真撮影より6か月後ディアボーンが行方不明になる

考察

写真撮影が10月初頭だと、ヴォルデモート消滅1ヶ月の間にプルウェットら、マッキノン一家、フェンウィック、ボーンズ一家が立て続けに死亡しなければならない。ムーディがハリー・ポッターに見せた写真はOriginal memberの集合写真として紹介されているが、これは創設メンバーというよりは、第二期メンバーに対しての意味合いとして、第一期に所属していたメンバーぐらいの意味だろう。それでもここまでの短期間に駆け込みのように死亡するとは思えないし (4人/25人)、10/23-31日の間にまとめて死亡したのでなければリリーも手紙で言及するはずである。

この日付の根拠はリリーの手紙におけるマッキノンの訃報と、マッキノンが写真撮影2週間後に殺害されたというムーディの言葉に基づいている。マッキノンの訃報がなんらかの事情で遅れ、また、ムーディの2週間後という言葉が、例えばドロホフの裁判の証言で日付が分かったため(それまでは行方不明扱いなど)、などと考えれば、写真撮影の日はもっと前に位置付けることができ、融通は効く。

ワームテールが寝返って、オーダーの情報を流し始めたために急速に死者が出始めたと考えることもできる。

小説「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」で予言について、トレローニが予言した時点でジェームズ・ポッターは既に騎士団に属し、ヴォルデモートと3度戦ったとダンブルドアが言及している。

ダンブルドアはヴォルデモート襲撃の数日前に透明マントを借りて行った。

ジェームズが、死の数日前に、わしにマントを見せてくれた。

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Deathly Hallows

このときに、忠誠の術のキーパーになることを申し出ている可能性がある。この訪問はリリー・ポッターもシリウス・ブラックへの手紙の中で言及している。この手紙には時系列を推測するための情報がいくつか含まれている。そして、手紙を受け取ったシリウス・ブラックが忠誠の術も兼ねてポッター家を訪問したのかもしれない。

親愛なるパッドフット ハリーの誕生祝いをほんとに、ほんとにありがとう!  (…) 一歳なのに、もうおもちゃの箒に乗って飛び回っていて、自分でもとても得意そうなの。 (…) 誕生祝いは、バチルダおばあさんと一緒に、静かな夕食をしたの。 (…) ジェームズはここにじっとしていることで少し焦っているの。表には出さないようにしているけど、わたしにはわかるわ――それに、ダンブルドアがまだジェームズの「透明マント」を持っていったままだから、ちょっとお出かけというわけにはいかないの。あなたが来てくだされば、ジェームズはどんなに元気が出るか。ワーミーが先週の週末、ここに来たわ。落ち込んでいるように見えたけれど、マッキノンたちの訃報のせいかもしれないわね。 (…) バチルダはほとんど毎日寄ってくれます。

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Deathly Hallows

そしてこの後、ポッター家が襲撃されるが、忠誠の術をかけたのはそれより一週間以内である。

「そうだ」ファッジが重苦しい声で言った。「そして、『忠誠の術』をかけてから一週間も経たないうちに――」

「ブラックが二人を裏切った?」

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Prisoner of Azkaban