タイム・ターナー (逆転時計) の使用者

前置き

タイム・ターナー (逆転時計) はプロット・ホールとして悪名高い道具である。そのため、メタな視点から見ると、タイム・ターナーは神秘部に厳重に保管されている設定であったり、小説「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」における神秘部の戦いで1つ残らず破壊させたりするなどして、その働きを制限していた。

それにも関わらず、このタイム・ターナーを使用した、あるいは使用することができた人物は意外と多い。

実際に使用した描写がある人物

ハーマイオニー・グレンジャー

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人において、12科目履修のためにマクゴナガル先生の助力を得て魔法省からタイム・ターナーを1つ手に入れた。第3学年開始の日に受け取ったため、第2学年のイースター明けから相談していたと思われる。

「これ、『逆転時計』っていうの」ハーマイオニーが小声で言った。「これ、今学期、学校に戻ってきた日に、マクゴナガル先生にいただいたの。授業を全部受けるのに、今学期、ずっとこれを使っていたわ。誰にも言わないって、マクゴナガル先生と固く約束したの。先生は魔法省にありとあらゆる手紙を書いて、私に一個入手してくだきったの。私が模範生だから、勉強以外には絶対これを使いませんって、先生は魔法省に、そう言わなければならなかったわ……。私、これを逆転させて、時間を戻していたのよ。だから、同時にいくつもの授業を受けられたの。わかった?でも……」

Rowling, J. K.. Harry Potter and the Prisoner of Azkaban

ハリー・ポッターと呪いの子

スコーピウス・マルフォイ

ハリー・ポッターと呪いの子において、アルバス・セブルス・ポッターからの誘いに同意し、ハリー・ポッターがセオドール・ノットから押収し魔法大臣であったハーマイオニー・グレンジャーに預けていたタイム・ターナーを、彼女の執務室から手に入れ、使用した。

アルバス・セブルス・ポッター

ハリー・ポッターと呪いの子において、スコーピウス・マルフォイを誘い、タイム・ターナーを手に入れ、使用した。

デルフィーニ・ディゴリー (偽名)

上述したタイム・ターナーを、アルバス・セブルス・ポッターとスコーピウス・マルフォイから入手し使用した。

ハーマイオニー・グレンジャー

セオドール・ノットから押収したタイム・ターナーとは別に、ドラコ・マルフォイが手に入れていたタイム・ターナーを使用した。

ハリー・ポッター

ハーマイオニーと同様。

ロナルド・ウィーズリー

ハーマイオニーと同様。

ジネブラ・ウィーズリー

ハーマイオニーと同様。

ドラコ・マルフォイ

この5人が使用したタイム・ターナーを提供し、共に使用した。

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使用した可能性のある人物

直接タイム・ターナーを使用した描写は無いが、使用した可能性のある人物が存在する。

前提条件 O. W. L. 試験の受験資格

以下の人物がタイム・ターナーを使用したとする根拠は、O. W. L. 試験において特定の科目を受験するためにはその科目の授業を受講していなければならないという前提に基づいている。そのため、もしある科目のO. W. L. 試験について、その科目の授業を受講していなくとも受験ができる、という制度であればタイム・ターナーを使用せずとも12 O. W. L.は可能である。

パーシー・ウィーズリー

パーシー・ウィーズリーはO. W. L. 試験において12科目に合格している。

「あいつらしくないんだ。君が到着する前の日に、統一試験の結果が着いたんだけど、なんと、パーシーは12学科とも全部パスして、『12ふくろう』だったのに、ニコリともしないんだぜ」「『ふくろう』って、15歳になったら受ける試験で、普通(O)魔法(W)レベル(L)試験、つまり頭文字をとってO. W. L. のことさ」

Rowling, J. K.. Harry Potter and the Chamber of Secrets

O. W. L. 試験は当該項目ページでも解説しているように、第5学年の終わりに受験することができる資格試験で、N. E. W. T. 試験と同様に将来のキャリアに影響する重要な試験である。ホグワーツで開講している各授業はこの試験科目と対応している。そのため、12科目を受験しようとすれば、全ての授業を受講しなければならないが、そのためにはハーマイオニー・グレンジャーのようにタイム・ターナーの使用なくして受講は不可能な時間割となっている。

「今朝、ハーマイオニーが『数占い』のベクトル先生と話してるのを開いちゃったんだ。昨日の授業のことを話してるのさ。だけど、ハーマイオニーは昨日その授業に出られるはずないよ。だって、僕たちと一緒に『魔法生物飼育学』にいたんだから。それに、アーニー・マクミランが言ってたけど、『マグル学』のクラスも休んだことがないって。だけど、そのうち半分は『占い学』とおんなじ時間なんだぜ。こっちも皆勤じゃないか!」

(…)

しかし、ハーマイオニーが自分で書いた試験の予定表を見て、どうしても我慢できなくなった。最初の予定はこうだ。

月曜日
九時 数占い 九時 変身術
ランチ
一時 呪文学 一時 古代ルーン語

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Prisoner of Azkaban

パーシー・ウィーズリーはハーマイオニー・グレンジャーよりも4学年上であり、この短期間で制度が変わるとは考えにくい。そのため、パーシー・ウィーズリーもタイム・ターナーを使用して授業を受けていたと可能性が高い。

ビル・ウィーズリー

ビル・ウィーズリーもまた、O. W. L. 試験において12科目に合格している。

「ビルも12だったな。へたすると、この家からもう一人首席が出てしまうぞ。俺はそんな恥には耐えられないぜ」

Rowling, J. K.. Harry Potter and the Chamber of Secrets

ビル・ウィーズリーはハーマイオニー・グレンジャーより9歳ほど離れているが、やはり制度は特に変わっていないと思われる。そのため、ビル・ウィーズリーもまたタイム・ターナーを使用していたと思われる。

バーテミウスクラウチジュニア

そして、バーテミウス・クラウチ・ジュニアもまた、O. W. L. 試験において12科目に合格していると、バーテミウス・クラウチ・シニアが発言している。

クラウチ氏は再び木に向かって流暢に話しはじめた。ハリーがそこにいることなど全く気づいていないようだ。ハリーはあんまり驚いたので、クラウチ氏が手を離したことにも気づかなかった。
「そうなんだよ。息子は最近『O・W・L試験』で十二科目もパスしてね。満足だよ。いや、ありがとう。いや、まったく鼻が高い。 (…)」

Rowling, J. K.. Harry Potter and the Goblet of Fire

ジュニアは1962年頃の生まれでレギュラス・アークタルス・ブラックの1歳ほど年下であり、17、18年の差があるが、旧いものを貴ぶ傾向にある魔法界において、特に制度は変わっていないように思われるので、彼もまたタイム・ターナーを使用したことがあるだろう。