魔法の定義

原作者の記述

ハリー・ポッター・シリーズの世界の魔法は、日本語訳の本において○○の呪文、○○の術、○○の呪い、呪詛等々に訳されている。原作者であるJ. K. R. はかつて自身の公式サイトで、魔法の定義を示していた。

簡潔に言えば、魔法は概ねスペル (Spell)、チャーム (Charm)、ヘックス (Hex)、ジンクス (Jinx)、カース (Curse) の5種に分類され、魔法を指す一般的な用語としてSpell、Spellの中のある一群をCharm、闇の魔術の要素をある程度孕むものをJinxまたはHex、特に邪悪なものをCurseと分類している。

それを引用・翻訳すると以下のようなものになる。

スペルの定義

Spell, Charm, Hexの違いをよく聞かれる。ハリー・ポッターの世界では、これらの区別はフレキシブルであり、それぞれの魔法使いの考えによって異なる。しかし、私自身は一定の理論のもと書いている (…)

スペル (Spell): 魔法を指す一般的な用語。

チャーム (Charm): 対象に効果を付加したり、変化を与えたりするが本質までは変えることはない。ティーカップをラットに変えるのはスペルであるが、ティーカップをダンスさせるのはチャームである。いわゆる「失神呪文 (Stunning Spells)」などはグレーゾーンにある。私はチャームとしているがしかし、韻を踏んでスペルと呼んでいる。

ヘックス (Hex): ジンクス (jinx) と同様、闇の魔術の要素を含んでいるが、弱いものを指す。ヘックスとジンクスでは、ヘックスの方が闇の魔術の要素が強い。私は、不愉快だが笑える要素もあるスペルをジンクスとしている。

カース (Curse): 闇の魔術の中でも特に邪悪なものを指す。

J.K.Rowling Official Site: Extra stuff(翻訳)

考察

この分類では、少なくとも闇の魔術カテゴリの中では「邪悪さ」がジンクス、ヘックス、カースの分類基準になっているようである。しかし、「闇の魔術」の基準がなければ結局うまく振り分けられない。闇の魔術については別記事で特に詳細にみる予定である。

また、このチャームの定義は、闇の魔術3種の定義と互いに排反するものではない。しかし、原作では闇の魔術であってチャームでもあるという扱いはされていない。そのため魔法を分類する際には、闇の魔術であるかどうかが判断への寄与度が高いと考えられる。